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男性脱毛症(AGA)

Androgenetic Alopesiaの略語がAGAで男性ホルモンと遺伝が関与する薄毛のことです。 男性の薄毛の80%はAGAと言われ加齢と共に進行する脱毛症で、生理的な現象です。男性ホルモンの作用により、頭髪が薄くなる現象が起こるため、この作用を阻害する薬が治療となります。具体的に5α還元型酵素阻害剤であるザガーロ(デュタステリド)、プロペシア(フィナステリド)といったお薬になります。
デュタステリドに関しては前立腺肥大症でも使用されます。一般的にAGA治療で使われている薬剤は泌尿器科で良く使われているものが多く、AGA治療と泌尿器科医は親和性が高いです。
抜け毛を防ぐザガーロ(デュタステリド)、プロペシア(フィナステリド)に対して、発毛を促すミノキシジル(未承認薬)があります。ミノキシジルとプロペシア・ザガーロは作用が異なることから、併用可能です。これらを併用することで、単剤で治療するよりも高い効果が期待できます。
効果発現には早くて3か月、平均で6か月必要と言われており、効果を持続するためには治療を継続する必要があります。さらに継続的に治療を行うことで男性ホルモンに関する副作用も出てくる場合があります。 当院ではAGA薬の副作用にも対応できる十分な知識がありますので、ぜひAGAでお困りの場合はお気軽にご相談ください。

注意点・副作用

これらのお薬がAGA診療の主体となっておりますが、お薬を使用する際は、中高年以降で使用される場合には、前立腺がんマーカーであるPSAへの影響を注意する必要があります。また、性欲低下、射精障害、男性不妊となる可能性もありますので、加療開始の場合はそれら影響を理解し、開始することが必要です。

AGA費用

保険適用外の自由診療のため、全額自己負担となります。

初診料  2,000円
デュタステリド0.5㎎(ザガーロのジェネリック) 30カプセル/8,000円
ミノキシジル 5mg 100錠/5000円

ミノキシジルは、もともと血圧降下剤として開発された成分ですが、後に発毛効果があることが判明し、薄毛治療薬として広く使用されるようになりました。日本では、1999年に大正製薬がミノキシジル1%配合の「リアップ」を発売し、その後も様々な製品が登場しています。
ミノキシジルには、外用薬(頭皮に塗るタイプ)と内服薬(飲むタイプ)の2種類があり、特に外用薬は日本皮膚科学会のガイドラインで推奨されています。血管拡張作用により頭皮の血流を促進し、毛母細胞を活性化させることで発毛を促すと考えられています。
ただし、副作用として頭皮のかゆみや低血圧、動悸などが報告されているため、使用には注意が必要です。特に内服薬は日本国内では未認可であり、個人輸入で入手するケースもありますが、服用には慎重な判断が求められます。

 

・未承認医薬品等

本診療科目に用いるミノキシジルは、頭皮に塗布する一般用医薬品として国内において承認されています。内服薬としては未承認の医薬品です。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

・入手経路等

当クリニックで処方するミノキシジルは、海外医薬品輸入代行会社から購入しています。

個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は、厚生労働省HPに掲載された『個人輸入において注意しべき医療薬品等について』をご確認ください。

https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/index.html

・国内の承認医薬品等の有無

国内において、脱毛症治療薬として承認されている同一成分の内服薬はありません。外用薬(1%や5%)は一般医薬品として承認されています。

・諸外国における安全性等に係る情報

アメリカ食品医薬品局(FDA)において内服薬は高血圧症治療薬として承認されています。外用薬(2%や5%)はアメリカ食品医薬品局(FDA)において脱毛症治療薬として承認されています。

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